先輩と4兄弟☆ー主役は私です!!ー





「微熱ですね……」


「姉ちゃん…大丈夫?」


「あぁ、みんなありがとう。」


情けないことに安心した私は玄関で倒れてしまった。
嵯峨先輩がみんなに私がどんだけ心配してたかを説明していた。
そしたら、3人ともしょんぼりした様子で私の寝るベッドに様子を見に来た。

正直、がっかりしてる。
私にナイショでこんなことするなんて…

私だけ除け者なんて…ヒドイ。

でもーーー

「姉ちゃん、ケーキ消化に悪いから今度ね」


「姉ちゃん!教科書のお話聞かせてあげるね!」


「俊也…さすがに姉ちゃんもキツイだろ?」


幸せだ。


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