甘い誘惑~Sweet Refrain~
そうだ、あたしのご飯がまだだった。

南方さんに声をかけたかったけど、空腹に逆らうことができなかった。

あたしはその場から立ち去ると、家に帰った。

電子レンジに牛丼弁当を入れて温めると、コンビニの袋から紅茶とシュークリームを取り出した。

メロンパンを冷蔵庫に入れると、あたしは椅子に腰を下ろした。

「何だか夢を見てたみたい…」

呟いた後、紅茶にストローを入れた。

ストローですすると、
「甘いな」

紅茶の甘さが口に広がった。

茶葉が多めと言うこともあってか、少しだけ苦味を感じた。

やっぱり、甘いものと苦いものはバランスが悪い。
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