甘い誘惑~Sweet Refrain~
本日の仕事を終えると、会社を後にした。

「さて、と…」

今日の夕飯はどうしようかな。

お母さんは夜勤で、文緒はバイトだ。

どこで食べようかと考えていたら、
「おっ、フミちゃんじゃん」

聞き覚えのある声にかけられたので振り向くと、南方さんだった。

「こんばんわ」

そう言ったあたしに、
「こんばんわ。

フミちゃんも仕事が終わったの?」

南方さんが聞いてきたので、
「はい、これから夕飯を食べに行こうかと思っていたところです」

あたしは答えた。
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