甘い誘惑~Sweet Refrain~
返事が届いたのは5分後だった。
『ありがとう
14時にここへきてね
待ってるから』
メールに添付されていた画像をタップすると、地図だった。
赤いマークがあるところを見ると、ここが待ち合わせ場所のようだ。
「――待ってる、か…」
呟いた後、スマートフォンを胸に抱きしめた。
告白の結果は日曜日にわかる。
だけど、もしダメだって言われたら…?
そんなことを考えてしまった自分を叱りつけるように、あたしは首を横に振った。
覚悟するんだ、文乃。
南方さんから何を言われても大丈夫だ。
何度も何度も、あたしは自分に言い聞かせた。
『ありがとう
14時にここへきてね
待ってるから』
メールに添付されていた画像をタップすると、地図だった。
赤いマークがあるところを見ると、ここが待ち合わせ場所のようだ。
「――待ってる、か…」
呟いた後、スマートフォンを胸に抱きしめた。
告白の結果は日曜日にわかる。
だけど、もしダメだって言われたら…?
そんなことを考えてしまった自分を叱りつけるように、あたしは首を横に振った。
覚悟するんだ、文乃。
南方さんから何を言われても大丈夫だ。
何度も何度も、あたしは自分に言い聞かせた。