甘い誘惑~Sweet Refrain~
待ちに待った水曜日。

「お疲れ様でしたー」

会社を後にすると、あたしは待ち合わせ場所のスタバへと足を向かわせた。

「ちょっと早過ぎちゃったかな」

スマートフォンで時間の確認をすると、15分前だった。

当然店内を見回しても彼の姿はいない。

南方さんがくるまで店内で待っていようと思いながら、あたしは今月から発売された新作のメニューを頼んだ。

「んーっ、美味しい!」

これはリピ決定だ!

少なくとも、3日に1回は飲みたい!

新作メニューを堪能しながら、あたしはふと思い出した。
< 40 / 188 >

この作品をシェア

pagetop