甘い誘惑~Sweet Refrain~
「あれ?

それ、新作メニューだよね?」

南方さんが空っぽのカップを指差した。

「美味しかったですよ」

そう答えたあたしに、
「へえ、今度飲んでみようかな」

南方さんは言った。

「じゃあ、行こうか」

「はい」

空っぽのカップをゴミ箱に捨てると、あたしたちはスタバを後にした。

「今日はどこに行くんですか?」

そう聞いたあたしに、
「ジャンルで言うと、イタリアン。

生パスタが美味しいんだ」

南方さんが答えた。
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