甘い誘惑~Sweet Refrain~
「いらっしゃいませー」

カラカラとドアを開けると、時間も時間と言うこともあってお客さんでいっぱいだった。

お客さんはお盆を片手にカウンターに出されているメニューをそれに乗せていた。

へえ、ここは自分が食べたいものを選んで最後に会計をするって言うシステムなのか。

店のシステムがわかったので、あたしは早速お盆を持った。

「さて…まずはご飯だな」

ご飯のコーナーに足を運んでビックリした。

白米はもちろんのこと、混ぜご飯に麦飯といろいろな種類がある。

でもあたしは普段からよく食べている白米で。

白米をお盆に乗せると、おかずのコーナーへと足を向かわせた。
< 65 / 188 >

この作品をシェア

pagetop