続・私=地味子or天然少女
「大丈夫?」
野菜をすべて切り終わり炒めていると
唐突に陽平が聞いてきた。
「え、何が?」
「なんか、暗い顔してるからさ」
「本当?そんなことないよー」
心の隅で稜のことを考えていた。
けれど表情には出していなかったと思う。
それなのに陽平にはわかるの?
「何かあったら俺に相談していいからね」
ニコッと笑い、優しい言葉をかけてくれる。
「うん、ありがと」
何かと頼りになる陽平。
いつもいつも、気にかけてくれる。