続・私=地味子or天然少女




直ぐ様リビングにいる陵のもとへ行く。



「りょりょ、陵!あのあのあの部屋って、いったいどなた様の部屋で……?」



「あん?俺様の部屋に決まってんだろ」



陵様の部屋に決まってたー!



私はなんてことを!蓮さん、本当にごめんなさい!
私はあなた以外の男の部屋で寝てしまいました!
ただやましい気持ちがあったわけではなくてですね、ただその、私がソファで寝てしまったがために陵さんのべ、ベッドをお借りしただけであってですね……。



「おい、変な妄想とかやめろよ。
なにもしてねぇし、お前は女じゃねぇんだからな」




「そ、そうだよね!なにもしてないし、私女じゃ、、
ハッ?私女なんですけど」



そう冷静に。とても冷静に。



冷たい目をして。私は女だって、ちゃんと言った。



てか、言わなくたってわかるよね?



この長い黒髪を見れば女だってわかるよね?




だって男の人で長い黒髪っていないよね。うん。



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