彼氏が浮気をしました
ねぇ、昨日家に行ったんだよ。
家で何してたの?
優真の微笑んでいる顔を見ると
胸の奥が締め付けられて苦しい。

「まりあ…どうした?」

優真は心配そうに私の顔を覗き込む。

「やっ………!」

思わず後退りをしながら
優真を軽く突飛ばしてしまった。

「は…?」

「あっ…ごめ…、」

私は慌てて優真に謝ろうとしたが
優真は少しだけ俯き、小さくごめん。と言って
また自分の席に座り机に突っ伏してしまった。

私は泣きそうになるのを堪えながら
自分の教室へと急いだ。
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