ファーストメモリー
詩 通り雨
通り雨

冷たくて

傘を探して

回ったけど

見当たらないから

あきらめて

濡れたのに

ずぶ濡れになったら

雨は

あがってて

空には

虹がかかってた

思い通りには

行かなくて

なにをしても

駄目だなんて

あきらめて

結局なにが

したいのって

言われたって

わからなくて

言われなくたって

わかってた

僕の中から

雨が溢れた

涙と言う名の

通り雨

いつか虹がかかると

信じてる
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