ひとりぼっちのプリンセス
もちろんそんなの自分が選んだ道じゃない。
あたしだって友達と笑って騒ぎたい
けど、あたしの容姿がそれを許さない。
あたしは生まれつき『美少女』といわれるような
ちょっと目鼻立ちがはっきりした顔立ちで
たまたまパーツがよかった。
小学校の頃まではごくごく普通の活発な女の子だった。
けど、それは中学に入学して突然変わった。
あるとき、同じクラスの優しい男の子に告白された。
あたしは「はい」と返事をした。
しかしそれが悲劇の始まりだった。