心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
「………ごめんごめん、あたしの言い方が悪かった!
あっ、そーだ、ねぇカナタ………」
あたしはカナタのご機嫌をとろうと、バッグの中から、あるものを取り出した。
「これ、一緒に行こう!」
あたしが差し出したのは、遊園地の割引券。
「さっき下でね、聡子ちゃんにもらったんだー。
一緒に行く約束してたお友達が、いけなくなっちゃったんだって。
だから、『お兄ちゃんと一緒に行ったら?』って言って、くれたの。
いやぁ、いい妹を持ったねぇ、カナタってば!」
………本当は聡子ちゃんは、『お兄ちゃんが寂しがってたから、一緒に行ってあげて』って言ってたんだけど。
そのまま伝えたらカナタの不機嫌に拍車がかかりそうなので、そのことは伏せておいてやろう。
あっ、そーだ、ねぇカナタ………」
あたしはカナタのご機嫌をとろうと、バッグの中から、あるものを取り出した。
「これ、一緒に行こう!」
あたしが差し出したのは、遊園地の割引券。
「さっき下でね、聡子ちゃんにもらったんだー。
一緒に行く約束してたお友達が、いけなくなっちゃったんだって。
だから、『お兄ちゃんと一緒に行ったら?』って言って、くれたの。
いやぁ、いい妹を持ったねぇ、カナタってば!」
………本当は聡子ちゃんは、『お兄ちゃんが寂しがってたから、一緒に行ってあげて』って言ってたんだけど。
そのまま伝えたらカナタの不機嫌に拍車がかかりそうなので、そのことは伏せておいてやろう。