心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
あたしだって別に、そこまで遊園地に行きたいなんて思ってたわけじゃないけど。





ここまで無慈悲に拒否されると、はねっかえりで負けず嫌いのあたしとしては、何が何でもカナタと一緒に遊園地に行きたくなってくる。






「だから、なんで嫌なわけ?

あたしが納得できるよーに、理由を述べなさい!!」






カナタはふぅっと溜め息をついて、淡々と語り出した。







「遊園地に行きたいだなんて………なに馬鹿言ってんの、みーちゃん。


遊園地なんて、何の向上心もない人間が、暇つぶしのために行く場所でしょ?


そんな時間があるなら、本の一冊でも読んだほうが断然、有意義だよ。


遊園地なんて、時間とお金の無駄。


僕は貴重な人生を無益に過ごしたくない」






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