心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
「おはようございます」






インターホンに向かって僕が言うと、向こうでバタバタと大騒ぎする音が聞こえてきた。





きっといつものように、寝坊をしたみーちゃんが慌てて朝ご飯をすませているのだろう。






僕と出かけるからといって特別に早起きしたりしないところが、みーちゃんらしくマイペースというか。





でも、楽しみで眠れなかった、なんて可愛い発言を聞いてみたい気も………







「おっ、お待たせカナタ!!」





「うん、おはよう。よく眠れた?」





「え? うん、ばっちり寝たよ!」






ピースで笑うみーちゃんが、少し小憎たらしいような気もしたりする。







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