心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
「なに馬鹿言ってんの、みーちゃん」カナタは低く呟き、あたしのほうを振り返った。
「お化けだなんて言ってるけど、どうせただの人間が、布かぶったり化粧したりして変装してるだけなんでしょ?
そんな大衆的な作り物を見物するだけのためにお化け屋敷なるものに入るなんて、時間もお金も無駄だよ。
なんであんな所に入りたいんだか、心底、不思議。」
カナタはいつにない早口で流れるようにお化け屋敷を否定した。
………なんか、おかしい。
いくら無駄なものが嫌いなカナタだからって、ここまで本気でジェットコースターやお化け屋敷を拒否するだろうか。
てゆーか、すでに遊園地の中まで来といて、今さら時間とお金の無駄も何もなくない?
「お化けだなんて言ってるけど、どうせただの人間が、布かぶったり化粧したりして変装してるだけなんでしょ?
そんな大衆的な作り物を見物するだけのためにお化け屋敷なるものに入るなんて、時間もお金も無駄だよ。
なんであんな所に入りたいんだか、心底、不思議。」
カナタはいつにない早口で流れるようにお化け屋敷を否定した。
………なんか、おかしい。
いくら無駄なものが嫌いなカナタだからって、ここまで本気でジェットコースターやお化け屋敷を拒否するだろうか。
てゆーか、すでに遊園地の中まで来といて、今さら時間とお金の無駄も何もなくない?