心底、不思議。～不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん～

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今日のみーちゃんは、いつになく生意気だ。




僕に向かって、乗りたいアトラクションを一つ指定するように、命令してきたのだ。





僕は遊園地なんか大嫌いだって、何度も言っているのに。



乗りたいものなんて、あるわけがない。





それなのにみーちゃんは、僕が何も言わないとジェットコースターに強制連行するつもりらしい。





遊園地の数あるアトラクションの中で、最も僕が好まないのはジェットコースターである。





なぜかって？



ジェットコースターの安全性に対する疑念がどうしても振り払えないからだ。





新聞を読んでいると、ジェットコースターに関しては、故障による事故が数え切れないほど起こっている。






金具の劣化やボルトの落下、安全バーの誤作動など、まったく信頼のおけないアトラクションなのである。