心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
「カナタ、冷たいお水買ってきたよ。


飲める?」






「うん………ありがと、みーちゃん」







カナタはゆっくりと上半身を起こし、あたしが差し出したペットボトルを受け取った。




少しずつ水を飲むカナタの顔は、さっきよりは随分ましになっている。







「………カナタさぁ、もしかして、体調悪かったの?


それなのに、無理して一緒に来てくれたってこと?


………ごめんね、あたしのわがままのせいで………」







カナタが今朝から様子がおかしかった理由が、やっと分かった気がして、あたしは申し訳なさでいっぱいだった。





体調の悪いカナタを、こんなところまで連れてきて、ひっぱり回してしまったなんて………。






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