心底、不思議。~不機嫌カナタとゴキゲンみーちゃん~
「気のせいじゃないよ、やっぱり赤いよ」
「そ、そうかな~?」
「そうだよ、真っ赤だよ。ねぇ、なんで?」
そりゃあ、情けない姿をあたしに見られたのが恥ずかしくて死にたい、なんて言われたら。
そんなにあたしのこと好きなんだー、なんて思っちゃうもん。
そんなこと考えているうちに、カナタがどんどん顔を近づけてくる。
長い睫毛の数が数えられそうなくらい、近くに。
「ちっ、近いよバカカナタ!」
あたしはカナタの顔を両手でつかんで、ぐっと遠ざけた。
カナタがふふん、と不敵に笑う。
「そ、そうかな~?」
「そうだよ、真っ赤だよ。ねぇ、なんで?」
そりゃあ、情けない姿をあたしに見られたのが恥ずかしくて死にたい、なんて言われたら。
そんなにあたしのこと好きなんだー、なんて思っちゃうもん。
そんなこと考えているうちに、カナタがどんどん顔を近づけてくる。
長い睫毛の数が数えられそうなくらい、近くに。
「ちっ、近いよバカカナタ!」
あたしはカナタの顔を両手でつかんで、ぐっと遠ざけた。
カナタがふふん、と不敵に笑う。