壁をドンとしてみましょう


「ふはっ、ひょわってなんだよ。」



さっきからの挙動不審な、行動がなんか可愛くて。

ついつい、笑ってしまう。



「~っいきなり、笑うのは、ずるいよ。

…私、崇光のことが。」


なんて真っ赤になって言う美鈴の言葉を遮るように、もう片方の左手も頬に添え。



「…先には、言わせねえよ。」と。




少しだけ屈み、ちゅっとおでこにキスをした。





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