吸血鬼たちに甘く囁かれて
声がした方を見ると黒崎君が立っていた。


「ッチ、棗か、……邪魔すんなよ」


……さっきから薄々気づいていたけど楓君の態度が……


「か、楓君?」


「なに?」


こっちを向いた楓君の顔は少し……嫌かなり怖い。


「そ、その……性格といいますか、言葉使いが変わっているような気が……」


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