吸血鬼たちに甘く囁かれて
「なんで?!」


なんでって……


「別にやることないなら帰ってもよくない?」


「よくない!!!」


「それじゃあ、さよなら」


黒崎君を無視して生徒会室を出ようとする。


「送っていこうか?」


今まで一言も喋らなかった朔夜君が帰ろうとする私に話しかけてきた。


そーいえばいたね。


すっかり忘れていたよ。ごめん!朔夜!!


ついでに影君と幹君も!ついでのついでに楓も。


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