吸血鬼たちに甘く囁かれて
私の顔を見ると楓君はクスッと笑って。


「顔真っ赤だね……かわいいよ」


いつもの楓君と違って大人びていてすごく緊張する……


「しるしつけちゃった」


ドキドキして息が苦しい……


「しるし……?」


体も熱くてだるい……


「ん?……祈織、ちゃん?祈織ちゃん?!」


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