吸血鬼たちに甘く囁かれて
まあ、黒崎君や幹君じゃあるまいしそんなこと朔夜君が言うかわからないけどね。


まあ、念の為にもう一回聞いておこう。


「ねえ、朔夜君。なににムカついたって?」


私の聞き間違いかもしれないし、ね。


「……楓とか影が祈織ちゃんに触ったってことに……」


……うん。私の聞き間違いじゃなかったね!


「なんでまた私みたいのに……」


「そりゃ、祈織ちゃんが好きに決まってるからでしょ!!」


< 188 / 279 >

この作品をシェア

pagetop