吸血鬼たちに甘く囁かれて
「まあいい。祈織、ちょっとこっちにこい」


ちょいちょい、とおいでをされたので素直に生徒会長のもとへ向かう。


「なんですか?」


「ここに座れ」


そお言って会長が自分の足を指で指している。


座れって、会長の膝に?


そんなの無理に決まってる。


「おい」


「か、会長、そそそそんなの無理に決まってます////」


「なんでだよ」


「な、なんでって……は、恥ずかしいじゃないですか////」


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