吸血鬼たちに甘く囁かれて
一体なにがしたいんだ、この人は。


「いいから座れ」


な、なんちゅー俺様発言……


てゆーか私の意見は無視ですか。


「い、嫌です……きゃ!」


腕を引かれたと思ったらいつの間にか黒崎君の膝の上に座っていた。


「い、いきなりなにをするんですか!?」


「甘い匂いがするな」


……この人私の話、聞いてる?


いや!絶対に聞いていないな。


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