不器用な恋の仕方。

あれは、入学式の時だ_____



私がまだクラスになじめていないとき、意を決して話しかけたのが、
あいつだ。


「よ、よろしく!えーと新山君!」

「・・・・お前名前は?」

「ほ、星崎宇美(ホシザキ ウミ)です・・・」

私が勇気を出して話しかけたのに次の言葉で儚くも打ち砕かれる。



「お前、ブスだな。」



お前ブスだな。

この言葉が何度も頭の中でリピートされる。



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