不器用な恋の仕方。
さっきからずっと気になっている事がある。
それは・・・
「あんたいつまで付いてくんの。」
「知るか。俺も家はこっちだ。」
「じゃあ、まさか近所!?」
こいつと近所なんて、死んでも嫌だ!!
「お前一人暮らしか?」
いきなりの、あいつの質問に驚いた。
「そうだけど?新山は?」
「最近一人暮らしにした。親が海外に行きやがってな。」
フッと鼻で笑っていた。
「へー。」
こいつの家庭事情なんて興味なかった。
が、私の家の心境に似ていた。