不器用な恋の仕方。
キーンコーンカンコーン
「今日、駅に新しくできたクレープ屋さんに、
行きたいと思うんだけど、宇美どぉ?」
帰りのHLが終わり沙織が私の席に駆けつけてきた。
「あー良いけどちょっと鈴木君に呼び出されてるからその後なら。」
「え、まさか告白!?」
なぜか、沙織の顔が赤くなった。
「えぇ~そんなわけないじゃん。
だって私ブスだし?」
「・・・それって、新山に刷り込まれた言葉でしょ?」
「え?でもホントのことだし。」
「言っておくけど、宇美はそこまでブスじゃないよ?」
ハーと沙織はため息をついた。