人魚姫の幸せ?
海岸につくとすぐにカイリの名前をよんだ
カイリはきっといるはず…



「カイリ!」

『きちゃダメだメルリー!!』

「…え?…何?人間がいっぱい……」

カイリが捕まってる…
助けなくちゃ!!
でも、そんなことしたら私も…


『はやく逃げて!メルリーはやく!』

カイリ…

嫌だよ。もう会えなくなっちゃうかもしれないんだよ…?


人間が私に気付いて
すごい勢いで近付いてくる…

怖い!!!
カイリ!!!



『やめろ!!彼女に触るな!!!』

カイリは私が今までにみたカイリとは別人みたいに怒っている

カイリは暴れまくって捕まって縛られていたロープをはずすと急いで私の元へかけつけてきた



カイリは私を強く抱き締めると弱々しい声でいった


『メルリー…こんなことになってごめんな?俺とメルリーが会ってるとこを誰かにみられたみたいなんだ…それでこんなことに…』

「いいのよ…カイリは悪くない。いつも私に優しくしてくれて嬉しかった…」

『さあ…そろそろ行くんだ!』

「カイリ…」

『メルリー…愛してるよ』

「私もよ…カイリ…」

私が海にむかって泳ぎだすと人間たちが襲って来る
でもその人間から何度もカイリが守ってくれたおかげで私は逃げ切れた






それから人間は私たちの住んでる世界を探し始めた


私がみつかったせいで…

私のせいで…





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