晴れ時々毒舌3
日本エスエフ界は

星新一の事を書いた本を細かくすべて読みました。 前は拾い読みと言うかざっと読んだんです。



エスエフの出来た頃の日本の文壇の評価や偏見って凄いし、またエスエフがなんなのかとか海外の事情にも日本人は暗いんですね。


矢野徹って人が渡米して色々勉強してきます。


この矢野さんは作家でも有るし翻訳家でもあります。



理解を求めるのは江戸川乱歩ですね。



星新一にしても筒井康隆にしても乱歩に認められてって大きいようです。



しかし、読んでたら最初の頃のエスエフ作家がいかに苦労してエスエフブームの時には疲弊していたかですね。


特に星新一は小松左京や筒井康隆より年長ですし早く世に出てますからね。



昔はエスエフと言えばショートショートってくらい勘違いされたらしくてこの辺りの事は筒井さんが書いてますね。



いわゆるエスエフブームになると星新一小松左京筒井康隆の方向性が変わってきます。


しかし三人は最初のエスエフを支えたってあつたのか非常に結束が固いですね。星新一を非常に敬愛してたようです。



星新一は、長年のショートショートを書き過ぎとか睡眠薬の常用とかから晩年多少の崩れを見せますね。


病気もあったのでしょうね。この辺りの部分は読んでて辛いですね。




自分に何故賞がないのとかね。筒井康隆も直木賞を取れなかった事を怨念のように思ってた時期が有ると思いますけど、キャラクター的に筒井が言うならですが紳士の星新一が言うとね…



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