ニセモノ×初恋=??
「私らに遠慮しなくても、沙菜と付き合ってるんだもん、そっちを優先していいのに。むしろ登校も一緒にすればいいんじゃない?」
私と児玉くんを見てそう言ってくれるが、
「行きくらいは高倉さん達との時間、大事にした方が楽しいだろうと思うから。それに、今日はたまたまいないけど、日頃はやかましいヤツが一緒にいること多いからさ」
と児玉くんは自分の横をさす。
その言葉に、
「あー、田神くんね」
美波ちゃんは笑った。
「田神くんて?」
私の知らない名前が出たので二人に尋ねる。
「菜緒が言ってたじゃない、7組にいるイケメンで、女の子が常に途切れることなくいるという、女の子の扱いが旨い田神大翔(たがみ ひろと)くん」
「言ってたっけ?」
知ってて当然、といわんばかりの口調で言われたが、全く覚えていない。
私と児玉くんを見てそう言ってくれるが、
「行きくらいは高倉さん達との時間、大事にした方が楽しいだろうと思うから。それに、今日はたまたまいないけど、日頃はやかましいヤツが一緒にいること多いからさ」
と児玉くんは自分の横をさす。
その言葉に、
「あー、田神くんね」
美波ちゃんは笑った。
「田神くんて?」
私の知らない名前が出たので二人に尋ねる。
「菜緒が言ってたじゃない、7組にいるイケメンで、女の子が常に途切れることなくいるという、女の子の扱いが旨い田神大翔(たがみ ひろと)くん」
「言ってたっけ?」
知ってて当然、といわんばかりの口調で言われたが、全く覚えていない。