ニセモノ×初恋=??
かなり変な目立ち方をして靴棚に向かうと、そこでようやく手が離れた。
少しだけホッとして、自分の靴を履き替える。
「何だかホッとしてない?」
笑いを噛み殺しながら、児玉くんが耳元でそっとささやく。
バッ、と耳元を押さえて身体を引いた私をみて、さらに笑いを噛み殺そうとしている児玉くんをジロリと見てみたが、なんてことはなくケロリとしている。
「何だかんだで児玉くんも田神くんと一緒か!」
恨みがましくそう言ってみると、それはショックだったのか、
「え…ヒロトと?うわぁ……ショック…」
と額を押さえた。
その姿に少しだけ満足して、
「それが嫌なら変なことしないでよっ!」
と耳元を押さえていた手を離した。
「ちょっとー、お二人さん、こんなとこでいちゃついてないで教室行こうよー」
いつの間にか廊下のところにすすんだ美波ちゃんが声をかけてきた。
「いちゃ!?美波ちゃん、そんなふうに見えるわけ??」
慌てて美波ちゃんのところにかけつけると、無言で頷かれた。
何となく納得できなかったが、反論するのも変な気がして流すことにした。
少しだけホッとして、自分の靴を履き替える。
「何だかホッとしてない?」
笑いを噛み殺しながら、児玉くんが耳元でそっとささやく。
バッ、と耳元を押さえて身体を引いた私をみて、さらに笑いを噛み殺そうとしている児玉くんをジロリと見てみたが、なんてことはなくケロリとしている。
「何だかんだで児玉くんも田神くんと一緒か!」
恨みがましくそう言ってみると、それはショックだったのか、
「え…ヒロトと?うわぁ……ショック…」
と額を押さえた。
その姿に少しだけ満足して、
「それが嫌なら変なことしないでよっ!」
と耳元を押さえていた手を離した。
「ちょっとー、お二人さん、こんなとこでいちゃついてないで教室行こうよー」
いつの間にか廊下のところにすすんだ美波ちゃんが声をかけてきた。
「いちゃ!?美波ちゃん、そんなふうに見えるわけ??」
慌てて美波ちゃんのところにかけつけると、無言で頷かれた。
何となく納得できなかったが、反論するのも変な気がして流すことにした。