ニセモノ×初恋=??
菜緒ちゃんの言葉に、私も美波ちゃんも頷く。
「どこまで出回ってるかわからないけど、どうにかこれ以上いたずらに広まるのだけはさけたい」
「そうだよね。けどどうする?いたずらです!なんて友達を通じてメールしまくるのもおかしいし…」
「そーだなぁ…。クラスのみんなが理解してくれてるから、そこから協力 もらう?」
などなど、意見を言っていると、
「あれ?電話だ」
菜緒ちゃんのケータイに着信があったらしく、ポケットから出す。
「もしもし?…え?屋上。……うん、一緒にいるよ」
誰かと話してる菜緒ちゃんが私の方を見ながら話しているところをみると、どうやら私を探している電話っぽい。
「うん、……え、まじで?井ノ上と児玉くんが!?……うん、うん。わかった!すぐ戻るよ!」
通話を終えたかと思うと、
「沙菜!!教室に戻ろう!井ノ上と児玉くんがヤバい雰囲気みたい!!」
とまくしたてた。
「へ!?まじで!?」
こうしちゃいられない。
「ごめん、ありがとう!先行く!!」
そう言って、私は二人よりも先に屋上を飛び出した。
階段を下りる足がもつれそうで怖いけど。
こんなときにこそ使う無駄に発達した運動神経だ、と思い、自分で可能なスピードでかけぬけた。
「どこまで出回ってるかわからないけど、どうにかこれ以上いたずらに広まるのだけはさけたい」
「そうだよね。けどどうする?いたずらです!なんて友達を通じてメールしまくるのもおかしいし…」
「そーだなぁ…。クラスのみんなが理解してくれてるから、そこから協力 もらう?」
などなど、意見を言っていると、
「あれ?電話だ」
菜緒ちゃんのケータイに着信があったらしく、ポケットから出す。
「もしもし?…え?屋上。……うん、一緒にいるよ」
誰かと話してる菜緒ちゃんが私の方を見ながら話しているところをみると、どうやら私を探している電話っぽい。
「うん、……え、まじで?井ノ上と児玉くんが!?……うん、うん。わかった!すぐ戻るよ!」
通話を終えたかと思うと、
「沙菜!!教室に戻ろう!井ノ上と児玉くんがヤバい雰囲気みたい!!」
とまくしたてた。
「へ!?まじで!?」
こうしちゃいられない。
「ごめん、ありがとう!先行く!!」
そう言って、私は二人よりも先に屋上を飛び出した。
階段を下りる足がもつれそうで怖いけど。
こんなときにこそ使う無駄に発達した運動神経だ、と思い、自分で可能なスピードでかけぬけた。