ニセモノ×初恋=??
―――………………。
えー………。何だか信じられない気がするけど……。
「……あいつら……そんなマニアックだったんだ……」
「沙菜、自分で言うなって」
私の呟きに、みんなが笑う。
本気でそう思ったから言ったんだけど、みんなが笑ったから、児玉くんとのことも何とか誤魔化せたからよかったということにしよう…。
今まで付き合おうと言ってきた男友達のことは、意識しても仕方ないのでそのまま流すことにする……。
いまだにワイワイ騒いでいるクラスメートの向こうで、静かにバッグから教科書とかを出している児玉くんが見えて。
やっぱり、胸が少しチクリとした。
好きだと気付いたときには、すでに失恋決定だったから。
そう思ったあと、今まで自分に告白してきた人達も本気で言ってくれてたんなら、凄い申し訳ないことしてきたんだな、と反省した。
井ノ上にしても、あんな状況下なのに、好きだと言ってくれた。
人を好きになるって、大変なんだなと思ったから。
そして、児玉くんを好きで告白してきた人達にも、申し訳なかった。
私は気付かなかったけど。
そんな私の表情を見てたのは、美波ちゃんと菜緒ちゃんだった……。
えー………。何だか信じられない気がするけど……。
「……あいつら……そんなマニアックだったんだ……」
「沙菜、自分で言うなって」
私の呟きに、みんなが笑う。
本気でそう思ったから言ったんだけど、みんなが笑ったから、児玉くんとのことも何とか誤魔化せたからよかったということにしよう…。
今まで付き合おうと言ってきた男友達のことは、意識しても仕方ないのでそのまま流すことにする……。
いまだにワイワイ騒いでいるクラスメートの向こうで、静かにバッグから教科書とかを出している児玉くんが見えて。
やっぱり、胸が少しチクリとした。
好きだと気付いたときには、すでに失恋決定だったから。
そう思ったあと、今まで自分に告白してきた人達も本気で言ってくれてたんなら、凄い申し訳ないことしてきたんだな、と反省した。
井ノ上にしても、あんな状況下なのに、好きだと言ってくれた。
人を好きになるって、大変なんだなと思ったから。
そして、児玉くんを好きで告白してきた人達にも、申し訳なかった。
私は気付かなかったけど。
そんな私の表情を見てたのは、美波ちゃんと菜緒ちゃんだった……。