ニセモノ×初恋=??
「……あ~~~…………何だよ、それ……」
髪をくしゃ、として呟く。
「…じゃあ、俺に怒って嫌になったんじゃなく?」
「怒るというか……婚約者がいるなら、その人を庇うためなら、最初からそう言ってよ、とは思った……」
そう言うと、
「……俺が、各務さんにはケータイの弁償のときに、うちの学校バイト禁止って言っときながら、俺がバイトしてたのに怒ってたんじゃないんだ?」
と私を見て。
「……バイト?」
「そう、薫の家庭教師……」
「………え?」
「……………」
「……………」
―――…………二階堂さんの家庭教師?
言葉を反芻して、よーく考えて。
…………………。
「えっ、そうなの!?家庭教師!?」
「うん」
「じゃあ、ここに二階堂さんが迎えに来たのは!?」
「なぜか、急に家庭教師に行くのに迎えに来だしたんだ、断ったんだけど…」
髪をくしゃ、として呟く。
「…じゃあ、俺に怒って嫌になったんじゃなく?」
「怒るというか……婚約者がいるなら、その人を庇うためなら、最初からそう言ってよ、とは思った……」
そう言うと、
「……俺が、各務さんにはケータイの弁償のときに、うちの学校バイト禁止って言っときながら、俺がバイトしてたのに怒ってたんじゃないんだ?」
と私を見て。
「……バイト?」
「そう、薫の家庭教師……」
「………え?」
「……………」
「……………」
―――…………二階堂さんの家庭教師?
言葉を反芻して、よーく考えて。
…………………。
「えっ、そうなの!?家庭教師!?」
「うん」
「じゃあ、ここに二階堂さんが迎えに来たのは!?」
「なぜか、急に家庭教師に行くのに迎えに来だしたんだ、断ったんだけど…」