惑わしの5days
クレープ屋さん
「田薮ーー、出来たかーーー?」
「うっ、ああ、うん……」
「どれ見してみ?」
今までカリカリと色んな数式を書いていたノートを、ヒョイッと奪われる。
冴城君の目がノートを左から右へ、また左から右へ眺め回しているのを、私は黙って見つめていた。
「うーーん、田薮、問1と問3は合ってるけど、問2と問4が違うな」
「そ、そう………」
「まぁ軽いミスで大体合ってるし、これだったらパパッと説明したら多分理解出来ると思うぜ」
“なっ!”と明るく笑う冴城君の笑顔は、国語の授業の後の時と似た様なキレイな笑顔。
「うっ、ああ、うん……」
「どれ見してみ?」
今までカリカリと色んな数式を書いていたノートを、ヒョイッと奪われる。
冴城君の目がノートを左から右へ、また左から右へ眺め回しているのを、私は黙って見つめていた。
「うーーん、田薮、問1と問3は合ってるけど、問2と問4が違うな」
「そ、そう………」
「まぁ軽いミスで大体合ってるし、これだったらパパッと説明したら多分理解出来ると思うぜ」
“なっ!”と明るく笑う冴城君の笑顔は、国語の授業の後の時と似た様なキレイな笑顔。