惑わしの5days
おおっ!普通のお店のクレープと比べたらおいしいのかな?とか思ったけど、ここ当たりみたい。


「ウメ~~♪元気に感謝しなきゃなぁ、こんなにウマイクレープ屋紹介してくれて」


モグモグと口を動かしていたら、冴城君がマジで幸せそうにそう言った。


「ありがとうございます。そう言って頂けると、私も嬉しいです」


「また来ますね」


「ハイ、お待ちしておりますね」


冴城君があまりにも笑顔の為か、クレープ屋の店員さんまでほのぼのと笑う。


「クッ…アハハ!」


ずっとその様子を黙って見ていた私だが、ついに吹き出してしまった。
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