惑わしの5days
緊張で喉がカラカラで、どうにか振り絞った声が掠れる。


何なのこの言い訳!!もっと上手い言い訳思い付かないの!?栞っ!!


あぁぁあぁあ……!と頭を抱えていたら、案の定岩本君の眉間のシワが濃くなった。


「幾ら相手がゆっくりめで話していたからって、田薮自身がそれなりの英会話能力身につけてなきゃダメじゃねぇ?」


「あっ、いや、だからえっと!!アレはたまたま!偶然対処出来ただけなんだよ!この間、テレビで同じ様な英会話レッスンやっててさ、それ覚えてたの私!!」


よっし!キタコレ!


これなら大丈夫でしょう!!
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