惑わしの5days
パタパタと、未だに熱い顔を扇いで風を送る。


「……別に、似てねぇよ。アニキは勉強よりスポーツタイプだし」


一方の冴城君は、ブスッと何だか不機嫌そうだった。


?冴城君………お兄さんと仲悪いのかな?


さっきの佑さん見る限り、いい人そうだったんだけど…冴城家には冴城家の事情があるとか?


「とりあえずまぁ、上がれよ。オレの部屋2階の2番目の部屋だから、先行ってて」


「う、うん。分かった」


家に上がり、言われた通り階段を上がって2つめの扉を開ける。


「わぁっ……」


そこには驚きの光景が広がっていた。
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