惑わしの5days
冴城君の部屋って絶対物が溢れて散らかってるんだろうなぁって思ってたのに、案外きちんと片付いている。


で、大きな本棚が2つもあって、片方にはマンガ本がギッシリ。


もう一つには、分厚い参考書や図鑑がたくさん並んでいた。


「マ、マンガ本はイメージ通りだけど………冴城君こんなに普通の本も読むんだ」


思わずそんな事を呟きながら、参考書達が並んでる方の本棚に近寄って行った。


まじまじと見てみると、あっ!私の好きな小説家の小説がある!


「うわぁ、語り合いたいなぁーー…でもムリか。光は小説なんて読まないもんね」
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