惑わしの5days
今ここで冴城君と小説の話をしたら、入れ替わりを解除した後小説なんて全然読まない光と話が合わなくなっちゃう。


本物の光はどちらかと言うと、マンガの方に興味示すだろうし……我慢しなければ。


「アレ?座っててくれても良かったのに」


適当にウロウロしていると、冴城君が部屋に入って来た。


紅茶が入ったティーカップ2つと、チーズケーキとチョコレートケーキが乗ったお皿を乗せたトレーを持っている。


「さ、冴城君、大丈夫!?」


私は慌てて冴城君に駆け寄り、1番運ぶのが大変そうなティーカップを受け取った。


「ありがとな」
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