惑わしの5days
ちょちょちょちょちょっとーーー!!何それぇ~~~~!!


わ、私、光は相当冴城君が苦手で、一緒にいるのも嫌がってるんだなって思ったから、入れ替わり承諾したのにっ!!


「じゃあ私、光に騙されたって事!?あの子絶対許さない!」


冴城君の厚意も、私の厚意も、全部無下にしたのか我が妹はっ!!


かなりカッカしている状態の私を見て、睦杜ちゃんは“しょうがないわね”っていう目をしていた。


「だけどさ、逆に言えば光のお陰で冴城君と出会えたって事じゃない?そう思えば、少しは報われるでしょう?栞ちゃん」


「――――…っ」
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