惑わしの５ｄａｙｓ

微妙に腹黒スマイルでルンルンしている睦杜ちゃんに引きつり笑いをして、光達の担任の先生が来るのを待つ。


「あ、あの……田薮光さん、いますか………？」


２時間目の授業が終わった後トイレから帰って来たら、誰かに呼ばれた。


「ハイ？私に何かご用で？」


その人の所まで歩いてゆくと、薄茶の髪の毛をした、大人しそうな男の子が１人。


なぜか男の子は私が近づくと、顔を真っ赤にしていた。


「あっ、あの…お話があるので、これから少しお時間頂けませんか……？」


「えっ？まぁ…次の授業始まるまでだったら、いいですけど」