惑わしの5days
「ハイ?」


「――――1年生の時からずっと好きでした!!ボクとつき合って下さい!!」


………ええ~~~~っ!?


ガバッと勢い良く頭を下げた萱嶋君に、私は度肝を抜かれてしまった。


か、萱嶋君の話って、告白だったの!?


あっ、だから彼、ずっと顔赤くしてたんだ!風邪じゃなかったのね!!


「ち、ちょっと萱嶋君、好きって……」


いきなりの展開に頭を混乱させながらも、萱嶋君の顔を上げさせる私。


顔を上げた萱嶋君は、マジで火傷したのかと勘違いする程赤く染まっていた。


どんだけピュアなんだ、この人………
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