惑わしの5days
正体がバレるのを避けたいからあまり人目につく様な行動はしたくないが、もう足向けて寝られない程お世話になってる睦杜ちゃんのリクエストなら逆らえない。


数秒悩んでから、睦杜ちゃんの提案に乗っかった。


もう入れ替わって4日も経ってるのに、誰一人私が田薮 光の双子の姉だって気づいてないんだもん。


少し位ウロチョロしても、いいよね?


「でもどこで食べるーー?もう11月になるから、外寒いよーーー?」


私と睦杜ちゃんがお弁当片手にA組を出ると、たくさんの生徒が廊下を行き交っていた。


私にとっては、ちょっと珍しい光景。
< 213 / 323 >

この作品をシェア

pagetop