惑わしの5days
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「「「誰もいないけど行ってきまーーーす!!」」」


一晩経って、翌日の朝、私と光の田薮ツインズは泊まった睦杜ちゃんと一緒に田薮家を出発。


睦杜ちゃんは入れ替わりの準備が整った私達を、ホーーと言いながら見比べていました。


「冴城君、機嫌直ってるかしら……」


家を出てから2分位経過した頃、私の右側を歩いていた光がポツッと呟いた。


「さぁ……どうだろうねぇ。せめて悪化していない事を祈ろうよ」


左側を歩いていた睦杜ちゃんが相槌を打ち、真ん中の私を一瞬見て、また前を向いた。
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