惑わしの5days
次は私の呟きが聞こえたのか、光がこっちを向く。


自分自身と全く同じ人物に見つめられるのは、やっぱり何日経っても慣れない。


「べっつにーー!アンタ3日後には追試本番なんだから、受からなきゃただじゃ済まさないからねーーー!!」


「キャーーー!!思い出したくない事を、思い出させないでぇーーーっ!!」


「受からなきゃ私も敵に回すんだからね?受かろうね?ひかりん」


「ちょっ!!睦杜まで怖いッ」


女子3人でキャーキャー言いながら登校していると、いつもの分かれ道に出た。


光とバイバイして、2人で残りの道を歩く。
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