惑わしの5days
思い出し怒りで手を握りしめていると、気づかない内に光のシャーペンを真っ二つに折っていた。
「まっ、いっか」
責められたって怒りで言い返せば、昨日土下座して謝ってきた光は言い返せない。
「し、栞ちゃん?なんか今後ろから寒気したんだけど……」
「え?睦杜ちゃん大丈夫?風邪じゃない?」
「―――田薮」
………え?
黒栞を抑えつつ睦杜ちゃんと会話していると、右横から名前を呼ばれた。
目線を睦杜ちゃんからそちらに移すと――――…
「さ、冴城君!?」
「あのさ……昨日勉強会出来なくて、マジごめん」
「まっ、いっか」
責められたって怒りで言い返せば、昨日土下座して謝ってきた光は言い返せない。
「し、栞ちゃん?なんか今後ろから寒気したんだけど……」
「え?睦杜ちゃん大丈夫?風邪じゃない?」
「―――田薮」
………え?
黒栞を抑えつつ睦杜ちゃんと会話していると、右横から名前を呼ばれた。
目線を睦杜ちゃんからそちらに移すと――――…
「さ、冴城君!?」
「あのさ……昨日勉強会出来なくて、マジごめん」