惑わしの5days
え?え?な、何事!?


呆然と出入口に立ってる光を見つめていると、光の後ろから睦杜ちゃんが出てきた。


「栞ちゃんごめんね。やっぱり私の彼氏怪しみ続けてたみたいで、田薮ツインズの入れ替わり全部この2人にバレちゃったんだ」


「えっ……2人?」


状況を理解出来ない私が呟くと、素早く体を室内に滑らせる光と睦杜ちゃん。


女子2人の更に後ろにいた男子2人組を目にした私は、息を呑んだ。


「スッゲェ……本当にソックリだ………双子ってこんなに似るんだな」


「――――…初めまして…では一応ないですよね?お姉さん」
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